伏線回収がすごい!と言われる小説「サクラダリセット」。

ここでは、サクラダリセットのストーリーのネタバレや大まかな流れなどを書いていきます。
※ネタバレを含みますのでご注意ください!

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どんな物語か?

サクラダリセットの舞台となるのは、「咲良田」という特殊な能力が存在する街です。
能力は、透明になったり、記憶を操作するなど、その能力者本人の願いが形になったものです。

サクラダリセットに登場する能力、登場人物についてはこちらをご覧ください。
サクラダリセット能力者と登場人物一覧!

その咲良田に住む高校1年生の浅井ケイが主人公。

リセット」という3日前の世界を再現できる能力を持つ春埼美空と、咲良田で起こる能力に関する問題を解決していく物語です。

各巻の話の流れ

原作である小説は全部で7巻あります。

1巻

1巻では、高校1年生であるケイと春埼が「猫を生き返らせてほしい」という依頼を解決することから始まります。
ここでは、「ケイがマクガフィンという黒い石を手に入れ、村瀬陽香と協力関係になるまで」が描かれています。

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1巻ネタバレ感想やあらすじ

2巻

2巻では、「ケイが魔女と出会い、相麻菫を生き返らせるきっかけを見つける」ことができました。
他にも、

  • 相麻菫は未来視能力者だった
  • 岡絵里という少女の登場
  • 佐々野の「写真の中の世界を再現する」能力の登場

などの重要な話が描かれます。

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2巻ネタバレ考察やあらすじ

3巻

3巻は、本編から2年前の相馬菫が亡くなったときの話が中心に描かれます。
なので、前巻から1ヶ月ほどしか経っていません。

3巻では、

2年前の事故を振り返り、相馬菫を生き返らせる

ところまで。
3人の出会いや昔の春埼やなぜケイを信用しているのか、なども描かれます。

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3巻ネタバレ考察やあらすじ

4巻

4巻は、短編集です。
春埼の日常や野々尾に関係する話、2年前の事故の2週間後の話などが描かれます。

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4巻ネタバレ考察やあらすじ

5巻

5巻では、ケイが相麻を咲良田の外に逃がすための方法を模索。
そのため、夢の世界へ入ったケイは、

管理局の始まりの1年間を知る

ことになります。
そしてこの5巻では、黒幕である浦地の計画が判明します。

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5巻ネタバレ考察やあらすじ

6巻

6巻では、ケイは浦地の計画を知り、それを止めようとするも、最後には浦地の計画が実行されてしまいます。
能力のない世界になってしまい、それをなんとかするためにケイが動き出すところまでが描かれています。

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6巻ネタバレ考察やあらすじ

7巻

最終巻となる7巻では、ケイは浦地の計画を阻止、仲間に引き入れることに成功し、最後に相麻を助けるところまでが描かれています。

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7巻ネタバレ考察やあらすじ

ストーリーまとめ

サクラダリセットの物語はほとんど全て「相麻菫」が計画したことでした。

  • 相麻菫がケイと出会い、未来視によりケイの幸せを守ることを決意。
  • ケイと春埼を会わせ、自身は自殺。
  • 村瀬陽香が仲間になるように仕組む。
    (2年前にマクガフィンの噂を流し、津島に持たせるようにしておくことで、ケイと関わるようにした)
  • 佐々野の写真に写り込んでおくことでスワンプマンとして生き返れるようにした。
    (ここでもマクガフィンがあることで、佐々野含め多くの関係者を作ることができた)
  • 生き返った後、ケイに浦地の計画のヒントを与え、自身は浦地の計画に協力し、計画を早めた。
  • 浦地の計画が実行された後、リセットできるように準備。
  • 浦地の計画を止めるため、ケイに未来視能力を託し、自身は消えて無くなる。

それが、相麻の計画でした。
その後、ケイは無事浦地の計画を止めることに成功
生きることを諦めていた相麻を救うことにも成功しました。

相麻は生きることを諦めていましたが、ケイがそれを知れば助けてくれることも知っていたのだと思います。

全ては、「ケイの幸せを守る」ために、相麻が用意した物語でした。
相麻が裏で操っていたというよりは、ケイの望む未来になるように道を示した、という方が正しいのかなと思います。

マクガフィンも、主人公であるケイと他の登場人物をかかわらせるための道具であり、
「咲良田の全ての能力を支配する」という噂も、ケイが管理局を支配することで現実のことになりました。

感想

小説の7巻分の物語になりますので、たくさんの変化がありましたが、変わらないものもたくさんありました。

無表情で人形みたいだった春埼が、最後には自然に笑えて、怒ることもできるようになっていたり、
方法は変われど、ケイはたった一つのことだけを願い、変わらず行動し続けている。

キャラクターそれぞれが、自分の願いをしっかりと持っていてブレないところも好感が持てます。
過去もしっかり描かれている分、感情移入も非常にしやすかったです。

また、よく練られたストーリーで、本当にのめり込んでしまいました。
相麻の昔の会話が2年後の事を例えているものなど、伏線が回収されるたび、「なるほど」と、心の中で感動したものです。

読み返すたびに新しい発見があり、読むたびに毎回、素敵な物語だなと感じました。

ケイの、変わらずたった一つの願いを祈り続けることのできる能力
ただの記憶を忘れることのない能力とはいえ、そう考えると、とても大変ですが、本当に素敵な能力ですよね。

覚えているだけでなく、過去の感情も全て思い出すことができる能力だからこそ、純粋な願いを持ち続けることができる。
ただ単に能力のある街を作るのではなく、「自身の望みが能力になる」という設定が非常に良かったなと思います。

悪人なんていない。
みんながみんな、当たり前のことを望みながら、幸せを作るために能力を使っている。
本当に綺麗で素敵な物語でした。