自分のお店を持つことは、調理師の方にとって長年の夢ですね。
「オシャレな外観、素敵なインテリア」と考えるだけで胸がはずみます。
もちろん、調理用具も色々と準備しないといけません。
業務用フライヤーもその中の1つでしょう。
家庭用のモノとは異なりも値段も高く、機能性も多種多様なだけに
「どれを購入したらいいの?」
と迷ってしまいますね。
そのような皆さんのために、業務用フライヤーの選び方や製品についてまとめてみました。
目次
業務用フライヤーの選び方や価格!メーカー比較やオススメは?
業務用フライヤーは、動力面から
- 電気タイプ
- ガスタイプ
の2種類に分けることができます。
さらに、大きさによっても
- 卓上フライヤー
- スタンドータイプ(据え置き型)
に区分できるのです。
そのために、購入する前に
- どのくらいの量を調理するのか?
- 設置スペースの問題
- 月々の光熱費
- 安全性
という部分を事前に考えておかないといけません。
確実に言えることは…。
揚げ物をメインにするお店を経営される場合には、ガスを動力としたスタンダードタイプを選んだ方が、効率良く調理できます。
さらに、詳しく見ていきましょう!
★電気業務用フライヤー
ガスを使用しないので安全性が高いです。
消費する電力の大きさにより
- 単相100V
- 三相200V
があります。
「単相」と「三相」の違いってピーンと来ませんよね!
分かりやすく、道路に例えて説明します。
・片道1車線の道路 → 渋滞がおきやすいです。
・片道3車線の道路 → 追い越し車線や右折車線もあるので車が、スムーズに流れます。
というような違いです。
簡単にいうと、『通り道が多い』という事になりますね。
単相100Vフライヤー
<メリット>
- 電気代が安い
<デメリット>
- 火力・熱の伝導率が弱い
三相200Vのフライヤー
<メリット>
- ガスと変わらない火力を維持できるので業務用としておススメ
- カリッと美味しく仕上がる
<デメリット>
- 電気をたくさん使うので長時間使用すると光熱費が高い
- フライヤー本体が高く、初期設備費が掛かる
業務用フライヤーとして使う場合でしたら3相200Vを選ぶことをおススメします。
また、オール電化でしたら月々の経費も安く抑えられるでしょう!
★ガス業務用フライヤー
<メリット>
- 火力の強さ・安定性が魅力!
- 熱の伝導率が電気フライヤーよりも良い
- 電気フライヤーよりも「揚げ物」に適している
- フライヤー本体が、電気タイプよりも安い
<デメリット>
- 都市ガス・プロパンガス対応の商品を選ばないといけない
- 電気よりも安全性の面で劣る
- ガス代が高い
電気・ガスタイプ共に長所も短所もあります。
- 店舗の環境
- 揚げ物をメイン料理として提供するのか?
- 初期設備費
という部分を検討して選びましょう。
さらに、店舗の規模や収益性の面からフライヤーのスペックを決めないといけません。
具体的に「電気・ガスタイプフライヤー」にどのような製品があるのか見て行きましょう!
◾電気タイプの業務用フライヤー
1、電気フライヤー スタンダードタイプ SEFD-13KW
(特徴)
- 直接加熱方式なので熱の伝導率が良い
- ガスよりも燃費を抑えられる
- メニューメモリーキーで油の温度を簡単に設定できる
2、卓上電気フライヤー
(特徴)
- サーモ可変式により、ダイヤル一つで50℃〜200℃まで熱を調節できる
- ガスに比べて熱源ロスが少ない
- 特殊形状のヒーターを使用しており、ムラなく美味しく仕上げられる
- コンビニ、ファーストフード店で利用されている
◾ガスタイプ業務用フライヤー
1、涼厨フライヤー低油量タイプ
(特徴)
- 温度調整範囲は、160℃〜220℃の範囲
- サーモスタットによる温度管理
- 安全機能搭載
- 放熱を抑え、厨房内の温度上昇を抑える構造
- 専用の排気口により煙やニオイ対策もOK!
2、タニコー ガスフライヤー
(特徴)
- 可燃物への温度影響がさほどないので、不可燃関係なく設置できる
- 9ℓ〜36ℓの幅広い製品枠から選択可能
3、オートリフトタイプ ガスフライヤー
(特徴)
- 調理時間を終えると、自動でかごが上がる
- 人件費を削減したい方におススメ
- 同仕様の電気タイプもある
◾まとめ
商品を比較してみるとガスタイプのフライヤーの方が、安いことが分かります。
もちろん、電気フライヤーもスイッチ1つで調理をスタートでき便利です!
「電気フライヤーは、高い!」と設置をためらわれている方は、中古商品を購入すると安く設置できます。
さらに「ガスと電気で仕上がり具合が分からない!」という方もいますね!
メーカーによっては、ショールームで体験調理をすることも可能です。
また、お店を開いている知人に使い勝手の良さを聞いてみるといいでしょう。